チランジア・ビカクシダの着生用の焼き杉板の作り方!
最近、園芸店等で焼き杉板に着生して売られている植物をよく目にします。
確かに、焼き杉板に着生しているだけで高級感があり、オシャレに見えますが、実は焼き杉板を使用するには他にも理由があります。
チランジアやビカクシダを育てている方は、着生の為に焼き杉板を購入されている方も多いと思います。
私もコルクや焼き杉板を良く購入していましたが、安価でしかも簡単に作成でき自分の気に入った木目の物を作れるので自分で焼くようになりました。
今回は、そんな焼き杉板を自宅で簡単に作る方法を紹介したいと思います。
目次
焼き杉板の効果
杉板を焼くと酸化により防腐・防虫の効果を得る事が出来ます。
また、木目が凹凸状に強調されデザイン的にもとても綺麗です。
板により一枚一枚違った模様になり、二つと同じ物が出来ないのも魅力の一つです。
焼き杉板を作る際用意する物
今回は、焼き杉板を作る際に最低限必要な物を6点あげてみました。
①杉板
焼き杉板にする為の杉板。
反りや曲がりの少ない物の方が焼き上がりは綺麗になります。
②バーナー(トーチ)
業者が使用する様な物でなく、バーベキューやアウトドアで使用する様なトーチでも焼き杉板を作る事ができます。
③軍手
焼いている最中は、杉板はかなりの高温になる為途中で板をひっくり返す際や焼き上がった板を持つ際煤で手が真っ黒になる為軍手を使用します。
④ブロック(レンガ)
杉板を焼く際、直接地面に杉板を置いて焼くと地面が真っ黒に焼けてしまったり、側面を焼く際少し高い位置の方が焼きやすいので土台としてブロックやレンガを用意しましょう。
⑤水を張ったバケツ
万が一板が燃えてしまったり、火が燃え移ったりした時の消火用に用意しておきましょう。
⑥タワシ
板が焼き上がった後、炭や煤を洗い落とす際に使用します。
焼き杉板の作り方
準備が出来たらいよいよ焼き杉板を作っていきましょう。
①杉板を切り出す
杉の木材が長い(大きい)場合、植物の着生に適したサイズに杉板を切り出しましょう。
反りや曲がり、木目を見ながら気に入った部分を使用しましょう。
②ブロック(レンガ)に杉板をセットする
ブロックやレンガにしっかりと杉板を乗せ焼いている最中に落ちないようにしましょう。
③バーナーに点火し杉板を焼く
バーナーに点火し杉板の全面を焼いていきましょう、焼き残しが有るとその部分だけ生木の色合いなってしまいます。
焼きムラは少々あっても構いませんが、全面をしっかり焼く事で防腐・防虫の効果を最大限に引き出せます。
側面は特に焼き残しがでがちなので注意して焼いていきましょう。
少し焼きすぎたかな?というくらいまで焼いた方が炭や煤を洗い落とした時木目が綺麗に現れます。
④タワシで炭や煤を洗い落とす
炭や煤を丁寧に洗い落としましょう。
タワシの場合、かなり力を入れて洗っても板には傷はつきません手に黒く煤が付かなくなるまでしっかりと洗い落としましょう。
後は乾燥させると完成です。
まとめ
今回は自宅で簡単に焼き杉板を作る方法を紹介しました。
見た目の良さはもちろん、防腐や防虫効果に優れた焼き杉板を是非作ってみて下さい。
なお、今回紹介させて頂いた方法は私が普段行っている物で絶対的な物ではありません、皆さんの環境にあった方法で改善を加えて頂き参考にして頂けると幸いです。
くれぐれも火の扱いにはご注意下さいね。
今回作成した、焼き杉板にはビカクシダ(ネザーランド)を着生してみました。
興味のある方はリンクから植物系Instagram(oyayubiplants)をチェックしてみて下さい。