今回も前回に引き続きたくみが、
コンサータを服用していた時の
お話をしたいと思います。
前回同様、はじめに皆様にご了承
頂きたい事は、これはあくまで
たくみ家での見解であり、全ての
子に当てはまる事ではないと
言う事、また賛否両論ある中、
全ての親が我が子の将来の
事を考え、家族の事を考えて
の行動であると言う事を
心の片隅に置いてご覧
頂ければ幸いです。
たくみは、2年生の5月
にコンサータの服用を
始めました。
この頃、登校拒否
（全く学校に行かない
訳ではなく、朝だけや
昼からの登校はしていた）
気味だったたくみですが、
服用のおかげで、気持ちの
切り替えは多少なりとも
出来る様になり、
登校までの動きは
スムーズになりました。
この時期、たくみは
自己肯定感が低下気味で
『自分は何をしても
人より出来ない！』
と思い込んでいた事が
学校に
『行きたくない！』
の要因でした。
服用を始めてひと月程は
ちゃぁちゃんに付き添われ
少しの時間から学校に
通うようになりました。
しかし、教室には入れず、
先生の顔を見て、話したり
空き教室で宿題の
受け渡しや、プリント、
テストをしていました。
徐々に通える時間も増え
教室にも授業によっては
入れるようになってきました。
そんなある日、
ちゃぁちゃんは用事で
学校終了の時間まで
戻れない日がありました。
たくみの途中下校は
ちゃぁちゃんの付き添いが
必要だった為、この日は
最後まで学校にいないと
いけません。
ちゃぁちゃんが先生と
打ち合わせをした結果、
たくみがどうしても、
教室に入れなくなった場合は
空き教室を用意してくれる事、
それでもダメな場合は
電話をくれる事になりました。
結局この日、ちゃぁちゃんの
元に電話がかかってくる事は
なく、たくみは普通に下校
してくる事ができました。
この日を境に
たくみに小さな自信が
芽生えた様で、
普通に登下校が出来る
様になりました！
コンサータ服用から
ひと月程が経過しています。
日々の生活の方は、
薬は少量にも関わらず、
食欲不振で給食や
晩ご飯をあまり食べる
事が出来ず、体重が
減少し、これは後々
わかった事ですが、
服用期間は身長の伸びが
ほとんどありませんでした。
また、激しいチック症状
があり、嫌な事や
ストレスがかかると、
大きく口を開けたり、
口をモゴモゴしていました。
たくみの取り得でもある
ニコニコが減り
なんだか別人の様でした。
（本来のたくみはこちら
かも知れませんが・・・。笑）
一番、大変だった事は
効き目の切れる１〜２時間
の間です。
口数も減り、返事もせず
ただただ怒っている様な
表情で、座っている。
と言う様な感じです。
無理にかまうと、
『やめてーーー！』
と気性も荒くなって
いました。
そんな事もあり、
服用は、平日のみ！
土日に関しては、
薬を飲んで
いませんでした。
夏休みも服用せずに
過ごしたので、
休み明けの服用時
には、同様の症状が
出ました。
そんな中、
服用を停止する
決定的な出来事が
起こります。
夏休みが開け二ヶ月
がたった運動会前日、
たくみが、
『明日は、コンサータを
飲まない！』
と言い出しました。
理由を聞くと
『ちゃぁちゃんの作った
お弁当が食べられなく
なるから！！』
と言う物でした。
運動会当日、
この日、たくみは
コンサータを服用せずに
学校に向かいました。
そこで、ちゃぁちゃんは
満面の笑みで運動会に
参加するたくみの姿を
目の当たりにします。
それは、コンサータ服用時には
見ることのない
活きいきとした姿でした。
ちゃぁちゃんはこの時、
コンサータの服用停止を
決めました。
その後、数日間
たくみには、ただの
代用薬と言って
登校前に食べさせて
いたのですが、
見事、プラシーボ効果を
発揮し、日々学校に
通っています。笑
先にもあげた様に
これはあくまでたくみの
場合の事例であり、全ての子
に当てはまる物ではありません。
また、一人一人個人差もあり
効果も副作用も
違うと感じます。
また、今回のコンサータ
に関する記事は決して
薬を否定する物ではなく、
（現にたくみも薬の
おかげで登校出来る様に
なったのは確かです。）
その子に合った、服用方法や
時期があるのでは？と、
言う物です。
ちゃぁちゃんも、たくみが
自分の意思で本当に
『こんな事で困っている
ので服用したい！』
と判断できる様になれば
薬について一緒に学び
許可するつもりにしています。
今回は長々とお付き合い頂き
ありがとうございます。
次回からはまた、いつもの
ドタバタをお届けしたいと
思います。笑
全ての子供と親御さんから
笑顔が絶えない事を願って！
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